音大受験 Q&A

先日は、事前に告知していた、電話無料相談日でした。
どの方も皆、音楽に真剣に向かい合っておられる心意気に、
スタッフも「さらにがんばらねば」と力をいただきました!

さて、パンセには電話相談日以外にも様々な質問をいただきます。
これまでに頂戴したものの中から、一問一答形式で述べていきます。
思わぬヒントがあるかも知れません。ではスタート!


【受験を決めるまで】

Q. 音大では、何が学べますか。

A. 演奏・作曲・楽理・教育・音楽ビジネス・音楽療法などです。


近年では、従来のクラシック音楽以外に古楽・邦楽・コンピュータ音楽など、幅広い分野が学べるようになりました。個人の技能を磨くと同時に、仲間とともに音楽や舞台を作り上げる過程を体験できることが大きな魅力でしょう。

Q. 志望校を決めるポイントがあれば教えて下さい。

A. いくつかの学校を実際に訪れてみましょう。


私立大学では、受験生対象の講習会を行っています。実際にレッスンを受けられるので、参加しましょう。その他大学の演奏会や研究会などには現役の教授や学生が集まるので、雰囲気を感じ取ることができます。近年では、国公立大学でも、オープンキャンパス・授業体験・体験レッスン・講習会など独自のプログラムが増えていますので、慣習に捉われずに最新情報を入手して、学校に足を運んでみましょう。

Q. 音大に入るには、どのように勉強したらいいのですか?

A. できるだけ早く専攻を決め、受験指導経験のある先生を探します。


音大の入試には実技試験があります。学校の授業だけでは不十分なので、早く専門の先生を見つけましょう。受験では課題曲が指定される場合と、選択の自由があるもの、自由曲の場合があります。

Q. 学科の試験もありますか。

A. あります。特に英語・国語はしっかり勉強しましょう。


国公立大学では、科日数が多い方が、学力重視の傾向にあります。私立大学の場合は2科目程度(多くは国語と英語)です。最近はセンター試験を利用する学校も増えました。

Q. 卒業後はどこへ就職しているのですか?

A. 学校教師・音楽教室講師・演奏家・音楽系企業・一般企業などです。


教師、講師が最も多く、指導のかたわら演奏活動を続ける人も少なくありません。演奏家にはオーケストラ、歌劇団、自衛隊や消防音楽隊があります。音楽系企業では楽器製造業・ソフト業など、一般企業では金融・百貨店・遊園地・アパレル・IT関連などが目立ちます

Q. 音大で学ぶには、どのような費用がかかりますか?

A. 学費のほか楽器や楽譜代・演奏会費用などです。

国公立では年間70万円程度、私立では2〜4倍の学費の他、入学金、施設費などがあります。この他受験時代に楽器代、楽譜CD代、演奏会に附随する諸経費なども必要です。近年は奨学金制度も充実し、特待生制度も増えました。

【これから勉強を始める人】

Q. 楽理に興味があります。

A. 英語・小論文・和声学を勉強しましょう。

楽理・音楽学では作品を歴史的、美学的に分析し、正しく理解するのが目的です。そのため入試問題も他学科よりも難しくなっています。関連図書にも目を通しておきましょう。また受鰍こは和声学が必要ですが、独学はかなり難しいので、良い先生を探して下さい。

Q. 「ソルフェージュが重要」と聞きますが、何をするのですか。

A. 受験生は聴音と新曲視唱をトレーニングしましょう。

皆さんは本や雑誌を黙読しても内容を理解できますね。ソルフェージュとは、楽譜を見ただけでその曲を理解する能力のことです。ソルフェージュの基礎となるのは「聴音と新曲視唱」です。これも毎日練習しましょう。

Q. 「楽典」って何ですか。
A. 音楽を理解するための道具です。

音程・音階・和音・移調・調判定・楽語の6分野からなります。ほとんどの音大入試科日にあります。努力次第で満点を取れる科目なので、ソルフェージュと合わせて毎日コツコツ学習しましょう。

【受験中の勉強法】

Q. 楽典はどのように学習すれば良いですか。

A. まず音程と音階をマスターしましょう。


楽典の全ての基本は音程問題です。反射神経的に解けるようになるまで繰り返し、問題を解きましょう。次に音階をさまざまな方法で書く練習をします。すぐに歌ったり弾いたりして、必ず実際の音を確かめましょう。

Q. 新曲視唱がなかなか上達しません。

A. コールユーブンゲンを毎日練習しましょう。


正しい音程と正しいリズムを、コールユーブンゲンで徹底的に身につけましょう。新曲視唱では声質、声量は問われませんが、声が小さいと高音は出にくくなります。毎日同じ課題を歌っていると声量も増え、自信を持って歌えるようになるでしょう。

Q. ソルフェージュは、今からでも間に合いますか。

A. 毎日旋律を覚えて歌うトレーニングを実施しましょう。


音階の把握、記憶力、リズム感を養えば、飛躍的に向上するでしょう。

Q. 聴音が苦手です。他の人はどのように練習しているのですか。

A. 自分の弱点を見つけましょう。

聴音を取るためにはさまざまな能力が必要ですが、得意不得意は人によって違います。『音程がずれる』『リズムがわからない』『記憶力が弱い』『書くのが遅い』などの症状があります。苦手な弱点がわかればトレーニングあるのみです。

Q. どのように演奏すれば入試で合格しますか。

A. 基礎練習をしっかり積み、正しい様式をふまえましょう。


入試は大学の4年間で学ぶための基礎力が身についているかを確かめるものです。音大を目指すのなら音階などの基礎練習を毎日積み、作品にふさわしい様式や音色、速度を弾き分けられるように練習しましょう。